綾乃
第一夜 (2001/07/12)
製図しました。1作目の反省点を踏まえ、関節の接続やら全体的な形やらをきちんと考慮、慎重に、慎重に。細部(顔や手足)の加工をしやすいように大き目の人形ですが、縦横の比率を極力押さえた小さい女の子の予定です。完成の理想図(ラフ)も書きました。あくまで理想…現実はこのようには行きません。
からくり人形も作りたい今日この頃。まぶたと眼球は、理論的には動かせる。はず。頭の後ろに操作金具を取り付けて…それ以前に人形としての形を極める事が先決だけれども。でも究極の目標はからくり人形です。
第二夜 (2001/07/13)
製図を終わり、土台作りの始まりです。また発泡スチロールとの格闘が繰り広げられるのかと思うといやになっちゃう。暑い中じゃ絶対に出来ない作業です。クーラーを付けましょう。
第三夜 (2001/07/19)
発泡スチロールの板から土台パーツを切り出しました。
その後で、設計図に合わせて土台をカッターで削って行きます。最初は大まかに、角を切り落とす感じで形を作りました。
第四夜 (2001/07/19)
更に精密に削ります〜。カッターで切り落とすのがメインなのだけれどだいぶ形になってきました。次はハーティークレイで滑らかな表面に仕上げます。もうちょっと削った方がいいかな?
第五夜 (2001/07/20)
東急ハンズにて材料を購入しました。
・プラスチックアイ・グリーン(ペアで740円)
・18番のステンレスワイヤー(440円)
・ウッディフォルモ(450円)
眼は緑色しかなった…全体を含めた直系は16ミリ、虹彩部分だけだと8ミリくらいです。プラスチックとはいえ綺麗な作りです。ガラスに比べると傷がつきやすいのが欠点みたいだけれどガラスにするとペアで5000円とかになっちゃうのでとても手が出せません。ステンレスワイヤーは以前買った20番だと弱すぎる部分があるので、それ用に一回り太目のを購入しました。ウッディフォルモは、今まで木の粘土と石塑を混ぜていたのだけれど今回買ったウッディフォルモならそれだけで人形が作れるかなぁと思って試しに買ってみました。
土台にハーティクレイを足して、より滑らかなラインに仕上げました。
乾いたら土台をラップで包んでいよいよ粘土を貼り付けてゆきます。今回、粘土がイヤに湿気を含んでいて扱うのが困難でした。冷蔵保存の仕方はもうちょっと考える余地があるかもしれません。表面が乾いたらペインティングナイフで側面に切込みを入れ、包帯でミイラ巻きにして更に乾かしました。今は扇風機で風乾中。明日はそのまま放置です。
第六夜 (2001/07/21)
ひたすら風乾。扇風機稼動中。
第七夜 (2001/07/22)
土台から粘土をはずしました。内側の不完全な部分をパテで付け足して、同じパテ粘土で二分割した体をつなぎ合わせました。
再び包帯でぐるぐる巻きにしてミイラの出来上がり♪
第八夜 (2001/07/23)
顔。
眼の部分を削って穴をあけて、埴輪状態になりました。その後鼻と頬と口元を粘土で盛り上げて、ヒトの様相を呈してきました。
第九夜 (2001/07/24)
顔の修正を続けています。目を入れてみて、まぶたの様子とかもちょこちょこっと手を加えたりとか。手足も作ってるんだけれど、これは細かいのでなかなか上手く行きません。それにしても顔が子供らしくなってきたので嬉しいです♪
第十夜 (2001/07/25)
体の調整に入りました〜。
第十一夜 (2001/07/27)
関節の球を作っています。以前よりも精巧になるように、頑張っているところです。なかなか思うようには行かないけれど…とりあえず粘土を足していって、大体の形になったらきれいに研磨する予定です。
第十二夜 (2001/07/28)
関節球を大体作り終えたので、受け皿を作りました。なんだか上手くいきません。今のやり方はパーツごとに土台をつくって粘土を貼り付けてゆくやり方だけれど、関節球の大きさが粘土を張る時点で思うとおりに作れずそれが失敗の原因になっているような気がします。それに全体の体のラインがちぐはぐになってしまう…。今度、首から下の部分を胴、四肢ぜんぶ合わせて形をだつくって、輪郭を綺麗に整えてから関節が入る部分を切ってみようかと考えています。そういうやり方が人形作りでは主流らしいのですが、初めに見たサイトさんの作り方がパーツに分けたやり方だったので、それをそのまま応用してしまったのでした。そのサイトの制作者は人形つくりのプロなのでパーツに分けても綺麗に仕上がるのでしょうが…体のラインがどのようになっているのかも良くわかっていない私には、一般的なやり方のほうがいいかもしれません。まぁ結果をそう急ぐことも無いから、このやり方で2〜3体つくってみてから別のやり方を模索します。
顔も修正。まだまだ納得いきません。左右対称の問題が大きな原因です。今はまだ作り始めたばかりだからいいんだけれど、回を重ねてゆくごとに「どれも似たような顔」ていう問題を抱えそうな予感。絵がそうだから…。
第十四夜 (2001/07/29)
関節部分の微調整…のはずだったのだけれど、ジョイントが上手くいかずまた再調整です。うううこれはもう「始めに全身作っちゃう計画」に移らねばならないのでしょうか。それにしても、これも入れて2体、出来上がるのか心配です。
関節部分は後でやり直すとして、顔の目の部分もやり直しました。今回は何とか上手くいったみたい、でも、この「上手く」の半分くらいは妥協の念がこもっていることも忘れてはいけません(泣)。手足も妥協の末「今回はこの辺でご勘弁」て感じで終了です。
第十五夜 (2001/08/07)
主に胴を削りました。足りないところは粘土を付け足したり。
第十六夜 (2001/08/08)
まだやすりです〜。
第十七夜 (2001/08/09)
頭を閉じました。
第十八夜 (2001/08/13)
頭、削っています。荒いやすりで削る段階をほぼ終えたので、後は紙やすりで更に滑らかにします。
第十九夜 (2001/08/15)
粘土いじりは仕上げに近づきました。最後の耳をつけます。これが乾いて綺麗に仕上げたら、後は塗装を残すのみ。
第廿夜 (2001/08/23)
球を更に削って仕上げ、ゴムを通してみました。た、立たない…(泣)。これは構造上の問題なので今更直すわけにも行かず、そのまま通すことにしました。バランスは良し。
第廿一夜 (2001/08/24)
塗りは姉妹同時進行です。まず2対1の割合でクロスクレイと木工用ボンドを混ぜて人形の表面にくまなく塗ります。
そして塗装。塗装は今回もジェッソを使うことにしましたが、前回の行程から全体の着色を省くため、あらかじめジェッソにアクリルガッシュを混ぜて肌色にしてから塗装開始です。アクリルガッシュというのは不透明のアクリル絵の具で、塗ると表面がつや消しの感じになります。しかしジェッソと混ぜてどうなるかは試したことないので少し不安でした。でも時間がないのでぶっつけ本番!あとは運に任せます!!今回初めて目玉を入れたので、瞳の部分が塗装によってつぶれる心配を考慮しマスキングテープで保護し増した。結構念入りに目を閉じます。
塗装は薄めに塗って5〜8回重ね塗りをしました。
出来上がってマスキングテープをはがすと、なんだか失敗した感じです…。
第廿二夜 (2001/08/29)
やすりがけ。東急ハンズで購入したスポンジタイプのやすりは使い心地抜群です。#240〜#320相当の荒さです。しかしすぐに目詰まりをおこすので、これを掃除機で吸ったら元に戻るのか、試す価値はありそう(貧乏性…)。布タイプのは…紙との違いがスポンジほどじゃなかったのでちょっと残念です。
第廿三夜| (2001/08/30)
頭の塗り・磨きが終わりました。
第廿四夜 (2001/08/31)
髪の毛をつけました。腰まで黒髪ストレートの彼女は、櫛がとおらずからまるからまる、思うように行きません。
晒し首の落ち武者→河童→幽霊をへてかわいらしい日本のオンナノコの髪型へ。途中経過がものすごく怖いです―。
第廿五夜 (2001/10/15)
1ヶ月ぶりに人形を触りました。とりあえず前に放ったらかしているやすりがけから…ああ、終わりそうも無い。でも前とは別の布やすりを使うといい感じだし、目詰まりもあまり起こさないみたいでやりやすいです。これからも塗りとやすりがけを繰り返さなければ。ちょこっとずつでも進めていきたいところです。
第廿六夜 (2001/10/16)
塗装とやすりがけを続けています。今日は大胆な塗装方法を開発しました。漆のように塗るんです。いやもっと酷いかな…ジャムの壜に塗料をつめて、それに人形を浸すのです。こうすると斑もないし筆跡も残らず、乾いた後のさらさら感も着色に適していると思われます。ただ、この方法の難点は塗料の量が半端じゃないこと、ジャムの壜に胴体が入らないことなどです。その際には筆にたっぷり含ませた塗料をぼたぼたと垂らして付けたりしています。最終的にどうなるかはまだ全部乾いたわけでないから判りません…楽しみではありますが。
第廿七夜 (2001/10/20)
人形本体、なんとか完成いたしました。先日開発した仕上げ方法が思いのほかうまくいって、それで完成も速まったのです。でもその方法の欠点は、内側も塗装されてしまうことでしょうか…。小さい人形には使いにくい方法です(空洞が詰まっちゃうから)。
反省点 (2001/10/21)
■膝の構造がまずいようで、これでは絶対に自立しない。
■またもや土台の形が歪んでいて本体のやすりがけのときに穴があいてしまった。
■手足の形をもっと精密にすれば更に写実的になるだろう。
■クロスクレイを塗った後のやすりがけを全然していなかったので、塗装後のやすりがけに手間取った。
■顔がいまいち気に入らない。頬の感じももうちょっと子供らしくできるはず。唇が「ムスッ」とした感じに仕上がってしまった。
■やはり髪の毛を貼るのは苦手。頭頂部に乾いたのりが見えて醜い。頭皮部分に黒いインクを塗り残した場所があり、髪の毛から透けて禿げたように見えるのがイヤだ。